BtoB向けドリップマーケティングの中で発揮されるブラウザ向けプッシュ通知の特性

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4ead7400dbecc5301c429956c91936c1https://zapier.com/ より

1年近く前にこちらの記事を書いたときには、主にマーケティングオートメーションの文脈で、WebプッシュをメールやSNSを含むコミュニケーション手法と比較する形式で書きましたが、1年の間でいろいろ得た知見もあり少し違う軸で考メモ的に書いてみたいと思います。コミュニケーションというよりファンクション面でWebプッシュがマーケティングオートメーション、特にドリップマーケティングにおいてどう作用するかについてです。

「ドリップマーケティング」とは、シナジーマーケティングの用語ページによると

ドリップマーケティングとは、顧客と段階的に、ある程度自動化されたコミュニケーションを行うマーケティング手法のこと。

ステップメールを利用した施策がドリップキャンペーンと呼ばれることがあるように、メールマーケティングと類似した、その延長上にある概念とも言える。メールマーケティングと異なるのは、ドリップマーケティングはアプローチ手段がメールに限らず、電話やSNS、Webを通じたコンテンツなど様々なチャネルを使用してコミュニケーションを取る点である。

とあります。定義上、ユーザーへのアプローチ手段は様々ですが、トラッキング効率など考慮するとBtoB用途においては実質的にWebサイトやメールが中心になります。そしてサイト内でのある行動(特定ページの閲覧やお問い合わせなどのコンバージョン)をトリガーにドリップする場合、事業者側からの能動的なコミュニケーション手段は現在のところメールがメインです。ユーザー(=見込み客)がWebサイト上に滞在していればサイト内のインタラクションも可能ですが、アクセスしている時間は短いのでそれだけじゃ足りないです。

メールとWebサイト、Webプッシュ通知それぞれの特徴をまとめると、

メール:
非同期で時間軸を広くカバー、情報量の多いコミュニケーションができるが、大量に受け取るメールから選んでもらう必要がある。

Webサイト:
アクセスしている間に限るが、流入チャネルやサイト行動に基づいたバナーやレコメンドなど自由な表現ができる。

Webプッシュ:
メールアドレスがなくてもサイト内行動をもとに非同期かつ即時性の高いアプローチができるが表現力に劣る。

要は、WebブラウザのUXの延長でありながら時間軸を広くカバーしつつ、良い場所に通知できるというのがWebプッシュの特性です。プッシュ通知というとコミュニケーション的な文脈でばかりとらえてしまいそうですが、サイト内行動をベースに考えるとすぐ思いつくだけでも以下のケースがあります。

ECサイト:
発送お知らせ、注文やキャンセル確定、品切れや入荷通知、決済などの操作しわすれ(カート離脱、カゴ落ち)

ツール・Saas:
時間のかかる処理の完了、お問い合わせ、デモ利用、操作途中の離脱

コミュニティ・SNS:
友達の近況アップデート、自分へのリアクション

これら以外にも流入チャネルを組み合わせることで幅広い機能が実現できます。

例えばECサイトならセールのお知らせなども可能ですが、メールやSNSでもできることを考えると、Webプッシュに適しているのはこのあたりではないかと考えています。今後は、ただ伝えたい内容を送るだけでないサービスの具体化が進んできそうですね。

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