Chrome Dev Summit 2015 から考える、Webプッシュ通知の今後

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前回の記事でも書きましたが、11月17〜18日にChrome Dev Summit 2015が開催されました。ブラウザをフィーチャーしたイベントは日本ではなかなかないので新鮮ですよね。

Webプッシュについては「Increase Engagement with Web Push Notifications」というセッションがありました。Webプッシュのみの内容で25分ほどとなかなか見応えがあるセッションです。今回はその中で触れられていたトピックを紹介しつつ、今後Webプッシュはどんな役割を果たすのかについて考えてみたいと思います。

動画のおおまかな内容としては、まずモバイルにおけるWebとアプリのリーチ(訪問数)の差の説明から始まります。

Webはリーチにおいてのみアプリを上回っていましたが、これからはWebブラウザでもプッシュを通じてエンゲージメント強化ができますという内容で、Facebookの事例やチケット販売Webサイトにおけるデモを使って紹介しています。後半は、Webプッシュの実現方法や実装する際のtips、最後に今後予定されている機能についての紹介となっています。

本記事的に重要なのは後半の内容です。特にtipsとWhat’s Nextについてリストアップしながら考えてみます。

Webプッシュに関するtips

  1. ブラウザのページ読み込み時にプッシュ許可をリクエストしない
  2. 同じようなプッシュ通知はWeb、ネイティブ間で重複しないようにする。
  3. 同じようなプッシュつは一つにサマライズする
  4. プッシュ許可の設定はコントロールできるようにしておく
  5. データを前もってロードする

このあたりは普通に考えればそうだよねというものが多いです。各事業者も最初は俺も俺もスタンスでガンガンプッシュすることはある程度想像できるので、時間とともにこなれていくのではないでしょうか。

ただ、1については弊社サイト(Pushnate)はもちろん、海外のプレイヤーでもそうなっていないことが多いですね。そして例えばFacebookだとログインした瞬間にプッシュ許可リクエストが表示されます。そのへんを踏まえると純粋なページロードがダメということでなく、サイト利用の文脈に合わせて考えるべきなのかなと思います。

デモで触れられているボタンタップでのプッシュ通知ON/OFF実装に加え、

  • サイトへの最初のランディング時にはリクエストしない
  • 特定のページにアクセスしたときにだけリクエストする
  • リクエストする直前に理由を説明するバナーなどを表示(ネイティブアプリで見かける手法ですね)

といったことを考慮するといいのではないかと思います。

What’s Next

最後のコーナーで触れられていたのが今後使えるようになる2つの機能です。

カスタムアクション

スクリーンショット 2015-12-03 0.10.58

プッシュ通知の中に任意のアクションを行うボタンを設定できます。例えばオークションサイトであれば高値更新をプッシュで伝えつつ、アクションとして「入札する」を提示できるようです。この機能はもうChrome Devでは使えるようです。

ペイロード

スクリーンショット 2015-12-03 0.20.55

プッシュに含めるデータの扱いが改善されます。見た目にインパクトのある機能ではないですが、扱えるデータの幅が広がるので今よりパーソナルな内容のプッシュができるようになりそうです。

やっぱりWebプッシュはメールとは違う

現在使われているエンゲージメント手法としてはメールがありますが、Webプッシュはメールとは異なる進化を果たしそうという感触がより強まりました。とにかくパーミッションを取ってコミュニケーションの起点にするのでなく、ユーザー体験の中の1つのステップとして活かされるべきなんだろうと思います。特にカスタムアクションのところで触れられているオークションサイトでの例はイメージしやすいですよね。

今まではとにかくメールアドレスを集め、大量のメールがちゃんと到達できるように配信するノウハウが重要でしたが、WebプッシュにおいてはサイトのUX全体の中での機能のさせ方、設計のノウハウがモノを言いそうですね。

Webプッシュ、今なら無料ではじめられます

Pushnate(プッシュネイト)はAndroidやPC版Chrome 42以上で使える、Webサイトでも無料でプッシュ通知が配信できるサービスです。

プッシュ通知したいWebサイトにJavaScriptを貼り付け、ちょこっと設定するだけ。通知日時を指定したり定期的な通知も可能なので、新商品や新コンテンツ追加時など自由なタイミングでリピート訪問を促進することができます。

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