Android

PWA(Progressive Web Apps)がよりネイティブアプリっぽくなりました

2016年のGoogle I/Oで触れられていたPWAとAndroid連携の動きについてChromium Blogの投稿がありました。

すでにホームスクリーン追加やWebプッシュ通など個別の機能は実現していますが、この統合により今まで以上にWebサイトをアプリ的に取り扱えるようになります。今回はホーム追加時の動作がアプリインストールぽくなりました。個人的に大きいのは、Webプッシュからこの疑似アプリの起動ができるようになることです。よりPWAらしいUXになります。

リテンション獲得のためにネイティブアプリ作りたいけどコストが・・というサイト(主にECサイトかな?)は短期間で効果が出やすそうです。日本では依然としてiOS対応が課題ですが、Androidシェアの高い国ではPWAそろそろ普及しそうですね。

ホームスクリーン追加が実装済みのWebサイトは、以下の手順でアプリインストールっぽい使い心地が試せます。

①Chromeの試験運用機能をONにする

Chrome Betaで、chrome://flags/#enable-improved-a2hs を入力し、試験運用機能の管理画面に入ります。
ここで、「ホーム画面に追加(改訂版)」を有効にします。Chromeの再起動を促されるのでそのまま再起動します。

②対応サイトにアクセスしホーム画面に追加する

たとえば、flipkartなどPWAの事例サイトにアクセスしてみます。Chromeのメニューを開くと「ホーム画面に追加」があるのでタップしてみましょう。インストールの許可画面が表示されますのでそのまま進めます。
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ホーム画面に追加

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インストール許可画面

インストールすると他のアプリと同じように一覧に表示されます。

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アプリドロワー内に一覧表示される

Chrome単独の取り組みから始まったPWA周りですが、今後はAndroidと統合の流れが強くなりそうです。なんというかちょっと昇格するイメージですね。正直、特に日本においてはまだまだPWAの取り組みは少ない印象ですが、少なくともGoogleの力の入れようは伝わってきますね。

Chrome OSのAndroid統合のニュースから考えるWebプッシュ配信のこれから

chrome

個人的には大ニュースだと思うのですが、Chrome OSがAndroidに統合されるというニュースがありました。

グーグル、「Chrome OS」を「Android」に統合する計画か

Googleは「Chromebook」ノートPCに主に搭載されるいわゆる「Chrome OS」ソフトウェアをスマートフォンおよびタブレット向けOSの「Android」と統合する予定だという。

 同報道によると、Googleは、この新しい統合ソフトウェアを2017年にリリースする計画で、2016年に初披露する予定だという。

このニュースを知った後だと、先日あったChromeの通知センター廃止のニュースがより現実的に感じられます。プッシュ受け取り状態のコントロールをChromeに持たなくなりますが、代わりにそれを司るのは個々のサービス側でなく、OS(Android)に集約されていくのかもしれません。とはいってもChromeが動く、特にデスクトップでの環境はまだまだ他社OSの比率が高いので、これからしばらく(デスクトップでのAndroid利用がポピュラーになるまで)は中間的な期間となりそうです。

これらトピックを総合すると、Googleは、プッシュ通知はアプリ/Web問わずOSレベルで管理すべきとGoogleは考えているのでは、と考えました。確かにその方がUXとしても一貫するとは思いますし、メールアプリからメッセンジャーアプリへの移行のトレンドに乗れなかったGoogleとしてはこの場の支配力を高めることでなんらかの復権を考えていそうです。Now on Tapやマイクロモーメントなどのコンセプトを実現する場としても重要ですし。

ただ、個人的にはWebプッシュのような標準的な技術で動く仕組みにおいて管理機能をOS側に寄せすぎるのはそれはそれでちょっと違和感も感じます。アプリに比べると若干緩い制限の中でユーザーに支持されるのはどれか?という視点で発展していくのが結果的にいいのではという気がします。