マーケティングオートメーション

2018年は日本における PWA / Service Worker 元年?こんなサービスが登場するのかも

2018年も早くも1月下旬というところまできてしまいました。

昨年は静かではありましたがいくつかPWA(Progressive Web Apps)やService Worker関連では重要そうなニュースがあった年でした。

など、今まで「Androidしか使えない」ムードだったService WorkerやPWAがいよいよメジャーになるのでは?という予感を感じさせるニュースでした。

特に日本はiPhoneユーザーが多いのでSafariの対応は念願です。これは早ければ今年のうちにも正式リリースになりそうな見込みで、いよいよプッシュやPWA化を本格的にサポートするサービスも増えてくるのではないでしょうか。例えば、現在でもGMOおみせアプリyappliなど、ネイティブアプリ環境をSaasとして提供するサービスがいくつかありますが、同じようにPWAを前提にしたCMSなども出てくるかもしれません。

そして今年になってからですが、このようなニュースもありました。

マーケティングオートメーション(MA)市場規模は2016年度は6割増の108億円、今年度は5割増の予測【ITR調べ】

Webサイトへの主要な流入チャネルは限られている上、メジャーなプラットフォームの影響は今まで以上に大きくなっています。

Google、Facebookといった流入上重要な影響を与えるプラットフォームからのトラフィック獲得コストが相対的に増加する状況に対して、新しいチャネルの登場やWeb接客などによるエンゲージメント深化のニーズは当然の流れでもあります。

そして相変わらずですが、モバイルデバイス上のアプリとウェブの利用状況にはギャップがあります

 このブログでも過去に取り上げていますが利用時間は断然アプリ、トラフィックはウェブという状況で、この差を滑らかにするソリューションとしてPWAがどこまで機能するかは気になるところです。

Leanplumのようなネイティブアプリ向けのMA的なツールはすでにいくつかありますので、これからはPWAを前提としたMAツールなんかもあるかもしれません。例えば、店舗集客やECなど用途をパターン化したPWAの構築ツール+マーケ機能を持ったサービスなどはリアルに出てきそうな予感がしますね。引き続きウォッチしていきたいと思います。

BtoB向けドリップマーケティングの中で発揮されるブラウザ向けプッシュ通知の特性

4ead7400dbecc5301c429956c91936c1https://zapier.com/ より

1年近く前にこちらの記事を書いたときには、主にマーケティングオートメーションの文脈で、WebプッシュをメールやSNSを含むコミュニケーション手法と比較する形式で書きましたが、1年の間でいろいろ得た知見もあり少し違う軸で考メモ的に書いてみたいと思います。コミュニケーションというよりファンクション面でWebプッシュがマーケティングオートメーション、特にドリップマーケティングにおいてどう作用するかについてです。

「ドリップマーケティング」とは、シナジーマーケティングの用語ページによると

ドリップマーケティングとは、顧客と段階的に、ある程度自動化されたコミュニケーションを行うマーケティング手法のこと。

ステップメールを利用した施策がドリップキャンペーンと呼ばれることがあるように、メールマーケティングと類似した、その延長上にある概念とも言える。メールマーケティングと異なるのは、ドリップマーケティングはアプローチ手段がメールに限らず、電話やSNS、Webを通じたコンテンツなど様々なチャネルを使用してコミュニケーションを取る点である。

とあります。定義上、ユーザーへのアプローチ手段は様々ですが、トラッキング効率など考慮するとBtoB用途においては実質的にWebサイトやメールが中心になります。そしてサイト内でのある行動(特定ページの閲覧やお問い合わせなどのコンバージョン)をトリガーにドリップする場合、事業者側からの能動的なコミュニケーション手段は現在のところメールがメインです。ユーザー(=見込み客)がWebサイト上に滞在していればサイト内のインタラクションも可能ですが、アクセスしている時間は短いのでそれだけじゃ足りないです。

メールとWebサイト、Webプッシュ通知それぞれの特徴をまとめると、

メール:
非同期で時間軸を広くカバー、情報量の多いコミュニケーションができるが、大量に受け取るメールから選んでもらう必要がある。

Webサイト:
アクセスしている間に限るが、流入チャネルやサイト行動に基づいたバナーやレコメンドなど自由な表現ができる。

Webプッシュ:
メールアドレスがなくてもサイト内行動をもとに非同期かつ即時性の高いアプローチができるが表現力に劣る。

要は、WebブラウザのUXの延長でありながら時間軸を広くカバーしつつ、良い場所に通知できるというのがWebプッシュの特性です。プッシュ通知というとコミュニケーション的な文脈でばかりとらえてしまいそうですが、サイト内行動をベースに考えるとすぐ思いつくだけでも以下のケースがあります。

ECサイト:
発送お知らせ、注文やキャンセル確定、品切れや入荷通知、決済などの操作しわすれ(カート離脱、カゴ落ち)

ツール・Saas:
時間のかかる処理の完了、お問い合わせ、デモ利用、操作途中の離脱

コミュニティ・SNS:
友達の近況アップデート、自分へのリアクション

これら以外にも流入チャネルを組み合わせることで幅広い機能が実現できます。

例えばECサイトならセールのお知らせなども可能ですが、メールやSNSでもできることを考えると、Webプッシュに適しているのはこのあたりではないかと考えています。今後は、ただ伝えたい内容を送るだけでないサービスの具体化が進んできそうですね。

ショッピングカートや問い合わせフォームから離脱したユーザーへのプッシュ通知配信機能をリリースしました

Webプッシュ通知配信サービス「Pushnate(プッシュネイト)」では本日より新機能として、ECサイトのショッピングカートや問い合わせフォームから離脱したユーザーへのWebプッシュ配信機能をリリースしました。あわせて、サービスサイトや管理画面の見た目を一新しました。

新しいトップページと管理画面

新しいトップページと管理画面

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Webプッシュマーケティングにおける6つのトピック(Google I/O 2016から)

先日開催された「Google I/O 2016」の中で「Deep user engagement with web push notifications」というセッションがありました。

他にもプログレッシブWeb関連のセッションがいくつかあり、その中でWebプッシュに触れているものもありましたが、単独で扱っているのはこのセッションだけでした。というわけで、本セッションの内容から特にマーケティング的に重要そうなポイントを6つピックアップして紹介したいと思います。(Web Push プロトコルの話など一部割愛している箇所もありますので詳しく知りたい方は動画もご覧ください。)

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マーケティング・セールス活動におけるWebプッシュ通知の役割

昨年10月に、マーケティングオートメーションにおけるWebプッシュ通知の果たす役割 という記事を書きました。メール、ソーシャルメディア、Webプッシュそれぞれの、ユーザーとのパーミッションの度合いと母数についての考察記事です。当時はこの3種類をコミュニケーション上の特性で分類しましたが、今回はマーケティング手法としてサービス検討の中でどう作用するかについて考えてみたいと思います。

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ウェブ to アプリ のエンゲージメント強化における、Webプッシュ通知の活用方法

Mobile-phone-apps

先日こちらの記事にも書きましたが、Webとアプリにおけるトラフィックの量と内訳の違いの話が個人的にホットです。両者の利用状況から見ると、Webは接触回数を稼ぎ、アプリは長時間そこで過ごす場になっているというもの。サービス提供者は、アプリ上で過ごしてもらうことで広告などから発生するLTVに対してWeb経由のトラフィック獲得コストが合うかどうかで投資を決定することになります。

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マーケティングオートメーションにおけるWebプッシュ通知の果たす役割

スクリーンショット 2015-10-12 3.12.50http://www.nzinck.com/marketingautomation.html より

「マーケティングオートメーション(MA)」という言葉をご存知でしょうか?

Webマーケティング業界の方なら数年前からちらほら耳にするようになったワードだと思います。本場の米国では上場企業も誕生しているようなホットな領域ですが、日本ではやっと今年になってプレーヤーが出揃った感(というより急にいっぱい出てきた)になってきたと言ってもいいのではないでしょうか。

もともとは、HubspotやMarketoなどの米国企業がその代名詞的な存在でしたが、少しずつ領域は拡大しており、日本でも先日発表のあったSPIKEオートメーションのようなEC系のソリューション、Homeup!のようなコンテンツマーケティングをフックにしたソリューション、など今後枝分かれも進みそうな予感がします。

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