Webプッシュ通知を導入してみて1ヶ月間でわかった3つのポイント

Pushnate(プッシュネイト)は11月2日からベータ版となり独自ドメインでのWebプッシュに対応しました。これにより、プッシュ通知内に表示されるドメインを自社オリジナルのものにできるようになりました。

ベータ版になってからPushnateのWebサイトでも独自ドメインでのWebプッシュ通知を導入し運用してきました。今日は、約1ヶ月間実際に運用してきてサイトの数値にどう影響があったのかについてまとめてみたいと思います。

最近にわかにService Workerやそれを活用したWebプッシュ、AMP HTMLなどモバイルウェブのユーザー体験向上の話題が増えてきた感があります。「Webプッシュ、試してみたいけど実際どうなんだろう?」という方もまだまだ多いと思いますので参考にしていただければ幸いです。

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カスタムボタンが実現するWebプッシュ配信におけるエンゲージメント

またもやChrome Dev Summitネタですが、Chrome 48 Betaより、カスタムボタンが使えるようになりました。プッシュ通知内に、サイト内で行えるアクションを設定できるというものです。

こんな感じでプッシュ通知内にアクションが表示されます。

Screen Shot 2015-12-03 at 12.37.52 PM

このケースでは、天気予報サイトからの「明日の朝は雨ですよ」というプッシュに対して行えるアクションを提示しています。ここでは、

  • 後でリマインドしてもらう
  • タクシーを手配する

という2つのアクションが行えます。

もともとAndroidではネイティブアプリでもiOSと異なり通知内でアクションできるようになってはいましたが、ブラウザで動作するWebプッシュではURLベースで設定できるので、だいぶその実践の敷居が下がった感があります。

これをベースにどんな使い方ができるか、ジャンルごとにいくつかピックアップしてみました

ショッピングサイト

・ショッピングカートで離脱してしまった人に再度購入を促す
・売り切れだった商品の入荷があったタイミングで通知
・特定商品の値下げ時に通知
・オークションサイトで高値が更新されたときに通知、すぐ入札できる 

予約系(宿泊や出前、交通機関など)やサービスEC

・過去の利用履歴から、次に予約しそうなタイミングに通知
・宅配ピザなどで、暇な時間帯に限定して割引オフォー
・定期的に使うサービス利用をリマインド

ソーシャルメディアやコミュニティサイトの場合

・メッセージがあったときにすぐ返信できる
・知人の投稿に対してブラウザを開かずに「いいね」できる

「アクション」というだけあってメディア系のサイトより、ショッピングなどいわゆるコンバージョンが存在するサイトとの相性が良さそうです。

これらは10月初めの記事でも触れていたことではあるのですが、カスタムボタンになることで複数の選択肢を提示でき、かつアクションすることを前提としたUIにより文脈的なわかりやすさがアップしています。もともとWebプッシュはメールのような一方的なメッセージよりもユーザーとWebサイトのインタラクションの中で有効に作用するのだろうと思っていたので、カスタムボタンによりその方向性が強くなりました。

あと、ちょうど先日schema.orgによる店舗やローカル系の検索結果でのAction指定のトピックがありましたが、機能的には近そうです。検索エンジンの場合ある程度初回訪問が含まれますのでアクションへの結びつきやすさは違うのかもしれません。このへんの動きはまだまだ加速しそうですね。

カスタムボタンの実装方法

JavaScriptでの設定の仕方など技術面については、我らがPushnate開発担当の書いたQiitaの記事も合わせて読んでみてください。PushnateでもChrome 48 Betaが正式になるタイミングを目処にカスタムボタン設定を使えるようにしたいと考えています。

Webプッシュ通知にカスタムボタンが実装できるようになったので試してみた

 

Chrome Dev Summit 2015 から考える、Webプッシュ通知の今後

前回の記事でも書きましたが、11月17〜18日にChrome Dev Summit 2015が開催されました。ブラウザをフィーチャーしたイベントは日本ではなかなかないので新鮮ですよね。

Webプッシュについては「Increase Engagement with Web Push Notifications」というセッションがありました。Webプッシュのみの内容で25分ほどとなかなか見応えがあるセッションです。今回はその中で触れられていたトピックを紹介しつつ、今後Webプッシュはどんな役割を果たすのかについて考えてみたいと思います。

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Chrome上では毎日3.5億のプッシュ通知が配信されている!

先日Chromium BlogにChrome Dev Summit 2015のサマリが紹介されていました。Webプッシュに関するセッションがこちらの動画なのですが、デモもやってたりしていて必見の内容です。

ブログではWebプッシュについては以下のように触れています。

Chrome Dev Summit 2015: That’s a wrap!

Traditionally, users have had a hard time re-engaging with sites on the web. Push notifications enable you to build experiences that users can engage with “outside of the tab”–they don’t need to have the browser open, or even be actively using your web app, in order to engage with your experience. Best of all, these notifications appear just like other app notifications. Currently we’re seeing over 350 million push notifications sent every day in Chrome, and it’s growing quickly. Beyond the Rack has found that users arriving to their site by push notifications browse 72% longer than average users and spend 26% more.

350 million、ってことは毎日3.5億のプッシュ通知がすでにChromeブラウザ上で配信されており、かつ急速に成長しているとのことです。動画内ではWebとアプリのリーチ数の違いなどについても紹介されていますが、要はWebプッシュの登場により、Webはアテンション獲得だけでなくエンゲージメント強化にも役立つよ、という内容です。

まだまだWebプッシュは始まったばかりで、パーソナライズ配信が難しかったりと課題は多いですが、Webという裾野の広さを考えるとまだまだ楽しみな領域ですね。

ウェブ to アプリ のエンゲージメント強化における、Webプッシュ通知の活用方法

Mobile-phone-apps

先日こちらの記事にも書きましたが、Webとアプリにおけるトラフィックの量と内訳の違いの話が個人的にホットです。両者の利用状況から見ると、Webは接触回数を稼ぎ、アプリは長時間そこで過ごす場になっているというもの。サービス提供者は、アプリ上で過ごしてもらうことで広告などから発生するLTVに対してWeb経由のトラフィック獲得コストが合うかどうかで投資を決定することになります。

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プッシュ通知方法を変更しました(内容のないプッシュ通知が届いてしまう方へ)

いつもPushnateをご利用いただきありがとうございます。

この度、プッシュ通知配信部分のロジック部分を修正しました。これにより以下のような内容のないプッシュ表示がされてしまう現象が解消されました。

スクリーンショット 2015-11-20 12.52.29
お手数ですが、Pushnateサイトにおいてプッシュ通知を許可されている場合は、一度プッシュ登録解除ページからプッシュ通知の受け取りを解除し、再度こちらのページから許可設定をしていただけますようお願いいたします。

今後ともPushnateをよろしくお願いいたします。

Webプッシュ通知、LINE@、メルマガ。3つのリピート獲得手法を比較してみました

Webサイトにおけるリピート訪問・リピーターを増やす方法としてメール(メルマガ)は長らくスタンダードな地位にいました。しかし、スマホ全盛時代になりLINEなどのメッセージアプリの利用が増え徐々にメールの利用率が低下、加えてLINE@やネイティブアプリにおけるプッシュ通知の配信など様々な手法が登場してきました。近年ではTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSも接触ポイントとして存在感を増しています。

先日、このブログにてネイティブアプリのプッシュとWebプッシュを比較してみましたが、今回は少し幅を広げて、Webプッシュとメール、LINE@という新旧のリピート獲得手法を比較してみたいと思います。

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Pushnate導入ガイド:独自ドメインでのWebプッシュ通知を配信する

Pushnateは8月よりアルファ版として運営しておりましたが、本日(11/2)リリースのベータ版より独自ドメインでのプッシュ通知が可能になりました。プッシュ通知ウィンドウに自分のサイトのドメインを表示できます。導入するには以下の手順に沿って設置してください。
※独自ドメインプッシュではプッシュ許可を取るページはhttps環境である必要がありますので注意してください。

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よくある質問(Pushnateについて)

Pushnateのサービスに関してよくある質問をまとめました。

Pushnateのサービス利用・導入について

Q:サービスの利用に料金はかかりますか?
A:現在はすべて無料でご利用いただけます。月間5万通まで配信可能です。

Q:利用するサイトがhttpsになっていないのですが使えますか?
A:独自ドメイン型でのプッシュ通知はhttps下である必要がありますが、共通ドメイン型ならhttpsでなくてもプッシュ配信は可能です。詳しくはこちらのページをご覧ください。

Q:独自ドメイン型で配信するには新たなドメインの登録が必要でしょうか?
A:SSL環境であれば、必ずしも独自のドメイン登録は必要ありません。サブドメインの環境でも独自ドメイン型での配信は可能です。(ドメインを自社独自のもので配信できる、という意味で「独自ドメイン型」と呼んでいます。)

Q:SSL環境ですが、共通ドメイン型としてプッシュ配信できますか?
A:はい、可能です。共通ドメイン型で配信するメリットとして、プッシュ購読者数を表示するバッジの機能が使用できます。

Q:自社サイトのトラフィックが多いため、導入しても問題ないか不安です。大丈夫でしょうか?
A:プッシュ許可時に実行するJavaScriptコードは非常に小さなものです。また、動作対象でない環境の場合は無視されるようになっているため、正しいPushnateの導入によってサイトの動作に影響が出ることはございません。

Q:iOSでは使えないのでしょうか?
A:はい、Pushnateに限らず現在のところiOS上で動作するブラウザおよびSafariではPushnateを利用したWebプッシュ通知はできません。いろいろ事情があるのだと思いますが今後に期待したいところです。

Webプッシュ通知の配信について

Q:ネイティブアプリのプッシュ通知とはどこが違うのでしょうか?
A:こちらのページでも違いをまとめていますが、一番大きいのは実装の手軽さです。Webの場合は一般的なアクセス解析ツールと同じように、WebサイトにJavaScriptコードを設置するだけで配信できます。

Q:プッシュ通知の配信数などに制限はありますか?
A:プッシュ配信数は月間5万通までで、月間配信数の上限に達すると以降の分は配信されません。残り配信数は管理画面で確認できます。なお、プッシュを許可するユーザーの登録数には制限はありません。

Q:プッシュ通知の停止はどうやるのでしょうか?
A:Android端末ではプッシュ通知ウィンドウ内の「サイト設定」から、PC版Chromeの場合は、サービス側でON/OFFを切り替えられます。独自ドメイン型配信の場合はSDK内に通知のON/OFFを切り替えるためのボタンを含んだHTMLを用意しています。

Q:特定のページを閲覧したユーザーなど、セグメントを分けてのプッシュ配信はできますか?
A:2016年8月より、今までの配信方法に加えて、ショッピングカートやお問い合わせフォームでコンバージョンしなかったユーザー向けのWebプッシュ配信に対応開始しました。ただし、デバイス情報などユーザーの属性に合わせた配信にはまだ対応しておりません。

Q:Webプッシュについて他サービスでの導入事例などを知りたい。
A:Webプッシュの他社事例や導入方法をまとめたページを用意しましたのでご覧いただければ幸いです。

Q:プッシュした内容はどんな風に表示されるのでしょうか?
A:導入方法などをまとめたページに、PCおよびAndroid端末でのプッシュ例のスクリーンショットを掲載していますのでご覧ください。

Q:リピート促進効果は実際どの程度なのでしょうか?
A:1ヶ月間ほどの期間ですが、数百程度の配信に対してCTRが10%前後という結果です。ただし、スタートして間もないこと、手法自体の目新しさなどの要因もありますので、今後変動する可能性もあります。

ショッピングカート(買い物カゴ)・フォーム向け配信について

Q:ショッピングカート・フォーム向け配信とは何ですか?
A:2016年8月にリリースした新しいWebプッシュ配信方式です。今まではサイト来訪時に許諾を取ったユーザーに同じメッセージを様々なタイミングで配信する方式でしたが、ECサイトのカート(買い物カゴ)やお問い合わせフォームまでアクセスしたけど注文や入力が完了していないユーザー(カゴ落ち、フォーム落ちユーザー)に絞ってWebプッシュ通知を配信できるようになりました。これによりコンバージョン率の改善が見込めるようになりました。

Q:カート・フォーム向け配信をするのに必要な条件や環境はありますか?
A:カート・フォーム向け配信は独自ドメイン型配信のみ対応しています。ドメインは独自でなくても構いませんがSSL環境である必要があります。また、カートやフォーム部分のURLが他のページ(商品ページやトップページなど)と異なるドメインの場合も配信できません。

Q:カート・フォーム配信のしかたがよくわかりません。
カート・フォーム配信は準備が少し複雑です。以下ページで詳しい方法を案内していますのでご参考ください。

ショッピングカートやフォームから離脱したユーザーにWebプッシュ通知を配信する方法