すっかりご無沙汰しておりますがいかがお過ごしでしょうか?我々はといえば、次期機能リリースに向けて準備の真っ最中です。もう少ししたらこちらでもお知らせできるかと思います。

さてWebプッシュ、少しずつ導入しているWebサイトが増えてきた感もありますが、まだまだシンプルで、全来訪ユーザーに等しくプッシュ許諾を取るタイプのものがほとんど。で、本記事ではWebプッシュが有効に働きそうなKPIをいくつかピックアップしてみたいと思います。今後こういったKPI改善を目的とした実装が増えればいいなと思います。

①Webサイトへの再来訪数(リピート訪問数)

最もノーマルなパターンで、来訪者の目につきやすい場所にプッシュ許諾ボタンなどを置いて「興味があればプッシュ購読してね」というものです。多くの来訪者に訴求できる反面、そのサイトのソーシャルアカウントなどの施策とくらべてメリットをアピールしづらいのがネックです。サイト運営者の手間を考えても「Twitterフォローでいいじゃん」となりやすいです。

また、このやり方はプッシュ許諾直後の新鮮な時期の再来訪は得やすいですが、訴求内容がパターン化してしまい、率としては徐々に悪化する傾向があります。そうなるとPUSH通知自体への印象がネガティブになるといった恐れもあるので配信頻度に注意が必要です。

②特定タイミングや特定ページヘの訪問数増加

これは①にも近いですが、期間限定のセールなどのタイミングで集中的にセッション数を得るというものです。Webプッシュ単体でというよりメールなどの施策と組み合わせるのが有効です。Webプッシュの特性として、スマートフォンのホーム画面にアプローチできるというのがあります。メールよりも開封までのタイムラグを短くできるのでこれを活用して即時的な反応を得るのに向いています。この方法を使う場合は、平時は配信を控え、ここぞという時に通知するのが効果的です。

③リアル店舗への再来店数

リアル店舗の場合でも、来店時に何らかのかたちでプッシュ許諾を取り、集客するのは有効です。比較的短い期間内に複数回利用することに価値がある(初期の来店数が常連化に作用する)サービスに特に向いています。

同じ再来訪でもWebサイトに比べると、一度来店している時点でお店に対するエンゲージメントは強い(わざわざ足を運んで行くほどなので)ので、何らかのかたちでプッシュ許諾をとっておくことで来店後、特に短期間のマインドシェアを上げることができます。

④Webサイトやお店での特定のアクション

このあたりからがWebプッシュらしい施策で、マーケティングオートメーションの視点に近くなってきます。

サイト内やお店で特定のアクションを行ったユーザー(=ある程度のエンゲージメントが築けている)にのみプッシュするというものです。対象となるアクションの幅は広く、会員登録や問い合わせ、情報入力、URLのシェア、資料ダウンロードのような浅めのコンバージョンや閲覧ページの種類などをトリガーにします。①の再来訪数に比べると一定の関係性が築けているユーザーになるので、総配信数は少なくなる反面、再来訪あたりの価値が高くなります。

⑤コンバージョン数

④のアクションよりさらに先の、サイトでのコンバージョンを達成したユーザーを対象にするものです。ここまでくるとエンゲージメントの度合いとしてもサイトとお店で大差がなくなってきます。そのサイトやお店が提供する価値を一通り体験したユーザーなので、配信内容の精度を上げていくことで効率的にコンバージョン数を上げることができます。

商品購入やサービス申し込みはもちろん、宿泊やレストラン、習い事のようなコンバージョンとサービスの提供タイミングがずれるものなどにも有効です。

重要なのは「時間軸を意識すること」

というわけで5つほどKPIを紹介してみました。他の手法と比べての特徴としては「時間軸を意識すること」だと思います。即時性を求めたり、前回の来訪やコンバージョンから一定の時間を取ったり季節や曜日を加味することでよりパーソナル性(=そのユーザーならではの通知内容)を高めることができます。まだそこまで有効な使い方をしている事例は少ないですが、ブラウザのペイロード対応も進んできているので今後に期待ですね。